開発事例2:3次元計測システムPROMATIC
開発事例の概要
- 高精度・高機能な汎用3次元計測装置を、競合製品よりはるかに安価な価格帯で提供
- 単なる計測装置ではなく、データ収集プラットフォームとしての機能も提供
お客様の課題
さまざまな物体のかたちを3次元的に計測し、データ化する「3次元形状測定装置」は、3次元CADなどのデジタルエンジニアリング分野や、工業製品の測定・検査といった用途で幅広く使われる装置ですが、高い精度を要求される大がかりなハイテク製品のため、極めて高価なのが難点でした。格安の製品も存在しないわけではありませんが、それらは機能も測定精度も限界があり、本格的な用途には使えないのです。
また3次元計測では、測定する対象によってレーザー変位計や静電容量型変位計などの計測手段(センサ)を使い分ける必要が出てきますが、上市されている製品の多くは特定の測定センサしかサポートしていません。『高いスキャン精度を備え、各種センサを交換してさまざまな目的に応用できる、リーズナブルな価格の3次元計測装置』は、これまで市場に存在しませんでした。
当社の果たした役割
自社業務において、日頃から「高性能な3次元形状測定装置を利用したい」というニーズを抱えていたESCOは、上記のような既存製品の難点を解消した3次元形状測定装置の研究に着手。X-Y積層型構造のスキャニング・ステージと鋳鉄製のベースフレームの組み合わせにより、高い剛性・精度・制震性を兼ね備えた基本構造を実現し、さらにさまざまなセンサーアタッチメントによるデータ収集と測定に対応した、統合的な自動計測アプリケーションを自社開発しました。
ESCOはこのハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、価格的にはミッドレンジでありながら、高価なハイクラス測定装置に見劣りしない精度・機能を持ち、しかも幅広い用途に利用できる3次元測定装置を完成。高い市場競争力を持った製品を、自社ラインアップに加えることができました。
3次元寸法計測だけに留まらない応用範囲の広さと、高いコストパフォーマンスを両立した本製品は、例えば自動車メーカーにおけるトランスミッション加工法の研究現場において高精度な形状観察やデータ収集に活用されるなど、さまざまな業種のお客様から好評を得ています。
