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開発エピソード 1:FPD製造ライン コストダウン実証機

写真:FPD製造ラインコンセプト実証機

FPD(Flat Panel Display:平面ディスプレイ)の製造ラインにおいて、メインプロセスを担う装置のプロトタイプ開発をお手伝いしたことがあります。苦労した甲斐あって結果は上々とのことで、お客様先で本格的な製造ラインを構築する計画がスタートしました。

装置によるプロセスには原理的に時間が掛かるため、製造ラインをそれなりの数が設置する必要があるとのことで、各装置に対しては大変厳しいコスト設定が課されましたが、当社で開発したプロトタイプ装置は高い位置決め精度と加圧精度を求められるものだったため、装置の構成や機構を抜本的に見直す必要が出てきました。

最近では対価を払えば精度のよい機構部品が入手できるので、「やればできることが分かっていて」「お金に糸目をつけなければ」誰でもそれなりの精度を持った装置を造ることは可能かもしれません。しかし、必要な精度を保ったまま求められる機能を果たすうえで「どこまでケチっても良いのか」については、それほど理解されていないというのが実情です。

その装置はラインの中核をなす装置であったため、「必要な精度を保証するには、この構成が必須です」と主張してお客様を押し切ってしまえば、もしかするとそのまま採用されたかもしれません。しかし私たちはそこで思考を止めずに、お客様と協力しながら、ある意味では常識外れな機構や構成について検証を続け、結果として大幅な機構変更によるコストダウンを実現しました。

それが結果的に自社の利益を削ることにつながると十分に理解した上で、顧客ニーズを優先してチャレンジングなコストダウン設計開発を行う姿勢こそ、当社の真骨頂と言えるでしょう。