最初は上手く動くが、追加要件に対応してゆくとその規模が膨大になります。そうしたときに、アーキテクチャ構成の筋が悪いと簡単に直せません。本来的には根本から見直し、一から作り直すべきなのでしょうが、時間もコストも正直見合わないことが多く、場当たり的な修正を繰り返すことになってしまいます。自分も家で「頑固になった」と言われることが最近多くなってきたのですが、人間も生まれてから積み重ねてきた「学校で上手くやる」モジュールとか、「近所の人たちと上手くやる」モジュールなど、が自分の中にもあると思うのですが、それが上手く働かないとき、今までうまく動いていたものをおいそれと変えてメリットがあるのか?と思うのと同時においそれとは変えられない、という側面もあったりします。悩ましいです。
評:諸行無常、万物流転。日本人は過去からの一貫性を「筋を通す」として尊ぶ傾向が強いですが、やはり「過ちてはすなわち改むるに憚ること勿れ」なのかなと思います。いくら自分の行動様式を変えても通底する在り様は変わらないと思いますし、それが自分なのだと思います。KFさんに4点(合計4点)
水虫の薬に睡眠薬の成分が混入したことで、重大な事故が多数発生したという事故があり、他人事ではないとの思いでニュースを見ていました。詳細は分かりませんが、現場にはきちんと規定があり運用はされていたはずですが、実際のところ、現場では規定通りにやっていなかったという事になります。自分達がやっていることについても細かい規定がありますが、守り切れないものは作らず、間違いなく遂行できる人の教育も含める必要があり、難しさを感じます。また、中小企業だと個人に依存してしまうという側面が大きく、だとすれば周りが同フォローできるか?システム化できるか?といったことまで課題になるのだと思います。
評:日本の場合、問題が起こるとその問題に対処するためのルールが「追加」されがちです。人間は認識できる量に限界があるので、そのルールを全て理解・意識して運用できるわけではなくなってしまいがちです。また、長い時間が経つと、そのルールが何のために作られたのか?その意義が見失われてしまう事も往々にしてあったりします。運用を実効的にするには、ルールをできるだけ単純化して数を減らし、かつ、その意義が常に意識されるような工夫と共に、人間の訓練も併せて行ってゆく必要がありますね?HTさんに3点(合計3点)